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“最先端”はデートにタブー! 専門家イチオシ東京レストランとは?

2015.09.29 SEP 12:00
フランス料理 Les Chanterelles(シャントレル)[代々木八幡]TEL:03・5465・0919フランス料理 Les Chanterelles(シャントレル)[代々木八幡]TEL:03・5465・0919フランス料理 Les Chanterelles(シャントレル)のコースの前菜より、タスマニアサーモンの瞬間燻製 冷やしナスロックフォールクリームDue ligne(ドゥエ リーニュ)[四谷三丁目]TEL:03・6380・5867Due ligne(ドゥエ リーニュ)のランド産鳩の炭火焼き(¥4,000 写真はハーフポーション)。部位ごとに焼き方を変えて提供。鳩の骨でとった出汁をソースに。

いま、彼とごはんに行くならどこがいいの? 東京イチオシのデート店をレストランジャーナリストの犬養裕美子さんに教えていただきました。

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立ち飲みからシェアテーブルへ、熟成肉から熟成魚へ…。東京の食のトレンドって、ほんとにめまぐるしく変わる。しかもどんなジャンルの料理でも、すべて高いレベルで味わえるのは東京だけ。こんな世界一美味しい都市なら、話題の店だけでデートには困らないでしょ、と思うかもしれないけど、ちょっと待って! 話題の店は女子同士で行くべき。新しい店は料理もサービスも発展途上。女子同士ならそこそこ許せる欠点も、デートでは致命傷になる(例えばあまりに実験的な料理や、恐ろしくモードな雰囲気など)。

だから東京デートには、私はあえて“最先端の店”を外し、オープン2~5年の店をおすすめします。理由は料理ももてなしも評価された“結果”が出ている店だから。その中で、さらにカウンターの店に注目。体温を感じる横並びの席。同じ料理を同じ角度、視線で見られる一体感。そして、シェフが目の前で料理を仕上げる臨場感。レストランに不慣れな男子もシェフと素材や調理器具の話で盛り上がることが多い。お店になじめると満足度が高い。初めて行く店でのデートが成功するかどうかは、ここにかかっています。

カウンター席、料理もお話も楽しいオーナーシェフ、料理予算6000円前後、そして住宅街に近い立地…東京デート特選3店、予約はお早めにね。

◆フランス料理 Les Chanterelles(シャントレル)[代々木八幡]

元代々木の住宅街にあるフレンチレストラン。瀟洒な佇まいに料理への期待も高まる。オープンキッチンで腕を振るうのは、オーナーシェフの中田雄介さん。「お客様の目の前で調理するのは緊張感がある半面、反応が直接伝わるだけにやりがいがある」と話す。メニューはコースのみで、¥4,800、¥6,800、¥10,000の3種類。洗練されつつも、しっかりとした存在感のあるフレンチを味わいたい。

渋谷区元代々木町24‐1 アブニール元代々木1F 12:00~14:00LO(土・日曜のみ営業)、18:00~21:30LO 月曜休 カウンター11席、テーブル6席。テーブル料として夜¥1,000、昼¥500。ランチは¥3,600~。約10種が揃うグラスワインは¥1,000~。TEL:03・5465・0919

◆Due ligne(ドゥエ リーニュ)[四谷三丁目]

「カウンターだけの店にしたのは、お客さんの顔を見ながら調理やサービスをしたかったから」。コの字形のカウンターに囲まれたキッチンの中で、瀬野景介シェフが笑う。毎朝築地へ通い、自ら食材を目利き。その時ベストな調理法で提供するため、メニューはアラカルトに絞っている。「メニューを考えるのはすごく楽しい」と話すシェフのオススメは炭火焼き。これからはジビエが旬を迎える。

新宿区四谷3‐4‐2 鳥重ビル1F 18:00~翌1:00LO(日・月・火曜~22:30LO) 水曜休 カウンター全13席。旬の素材を活かしたフレンチ・イタリアンにはグラスワインを合わせて。常時10種類ほどを用意している。¥900~1,600※すべて税込み。TEL:03・6380・5867

◆私厨房 勇(ユン)[白金高輪]

香港で引退した有名シェフが、自宅で限られたゲストに料理を振る舞うプライベートダイニング“私房菜”がコンセプト。料理は6000円のおまかせコース一本で勝負する。「何度来ていただいても同じメニューは出しません。うちのコースは“人替わり”なんです」と原勇太シェフ。伝統的な広東の技法を用いつつ、軽めに仕上げた中華料理にはワインが合うとも。秋の夜長に中華×ワインを。

港区白金6‐5‐5 モリハウス1F 18:00~24:00(23:00LO) 月曜休 前日までの要予約。「仏ジュラ地方のヴァン・ジョーヌ(グラス¥1,500~)が中華によく合うんです」とはソムリエールの長沼あゆさん。ワインはグラス¥1,000~、ボトル¥4,000~。TEL:03・5422・9773

◇いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に世界のレストラン事情、食文化を取材。最近は地方の素材、料理、レストランを取材。海外へも日本の食を紹介する。


※『anan』2015年9月30日号より。写真・横山新一 石渡 朋(Les Chanterelles) 取材、文・坂本 愛(店)

(by anan編集部)