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ダンサー・森山未來がステキ♪ クリエイターの世界観を舞台で堪能!

2016.01.21 JAN 12:00
『DUST』 1月28日(木)~31日(日) 与野本町・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール S席6500円 A席4500円 彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570・064・939『DUST』 1月28日(木)~31日(日) 与野本町・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール S席6500円 A席4500円 彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570・064・939もりやま・みらい 幼少期からダンスに親しみ、15歳でデビュー後、テレビや映画、舞台で活躍。近年の舞台作品に『PLUTO』『死刑執行中脱獄進行中』など。

ファンタジックでシュールなビジュアル世界にユーモアを交えたダンス作品で、日本でも人気を誇るイスラエルのインバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダンス・カンパニー。

このカンパニーの‘13年初演の『DUST』が日本で上演される。これは2年前、文化庁文化交流使としてイスラエルに滞在していた森山未來さんが、初演時にクリエイションから参加した作品。なんと今作にダンサーとして出演もする。

「イスラエルに着いてすぐ、まだ住む部屋も決まってない、生活にも慣れない状況のなか放り込まれたのがこの作品でした。理由がなくても踊れちゃうのがダンサーで、そこが良くも悪くも彼らのセンスなんですけど、僕にはそれがないんですよね。そんなだから、周りと同じようには動いていけなくて、その時は結構苦しみました。ただ、以前も一緒に舞台を作っているインバルとアヴシャロムが、僕のそういう部分も理解して導いてくれたんです」

ふたりと森山さんとの出会いは、佐野洋子さんの絵本を舞台化した『100万回生きたねこ』。彼らが演出を手がけたこの作品は、高い評価を浴び、読売演劇大賞も受賞した。

「振付や衣装、美術を手がけているのがインバルなんですが、ビジュアル的なセンスが突出していて、絵を描くように直感的にモノ作りをする人なんです。そこに音をデザインし、言葉を与えてコンセプチュアルなものにしていくのがアヴシャロムの役割。身体的なアプローチと演劇的なアプローチが融合して、そこに複雑性が生まれる。そして素晴らしいのは、ふたりで作品の世界観が完結しているということ。そこが僕は好きで、どうやってあの世界が生まれるのかに興味があり、イスラエルへ渡りました。ふたりのクリエイションをもっと見たかったんです。今回の作品も、ある種日本にはないセンスの作品ですが、日本のお客さんにも楽しんでいただけると思います」

とはいえダンス、とくにコンテンポラリーダンスは、古典バレエや演劇のようなストーリーラインもなく、見慣れない人には難解に感じられるかもしれない。

「僕は、舞台を観るって、ストーリーを追うことが全てじゃない気がするんですよ。それは演劇でも同じ。もちろんストーリーの面白さで引き込まれる作品もありますけれど、ストーリーをひとつのマテリアルにして、人をどう動かしてどういう美術を使って、どういう世界観を見せるのかっていう演出的な部分の面白さもありますよね。視覚的な部分、音楽的な部分、何かひとつでも、面白いなと思った瞬間があれば、僕は十分そこから何かを受け取れたと思うし、それで満足できる。ダンスも、振付がどうこうではなく、そこに起こっていること、クリエイターの世界観を見るっていう楽しみ方でもいいんじゃないんでしょうか。舞台を体験しながら、そういう瞬間を探す旅に出てもらいたいなと思います」

さまざまなクリエイターと組み、精力的にダンス公演をおこなっている。そんな森山さんを通じ、ダンスに触れる層も確実に増えている。

「ダンスにとどまらず、僕をきっかけに、いままで触れたことのない世界に興味を持って世界が広がるのは素直にうれしいこと。そこからさらに次に繋げていけるパフォーマンスを提供していけたらと思います」

◇『DUST』 1月28日(木)~31日(日) 与野本町・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール S席6500円 A席4500円 彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570・064・939

◇もりやま・みらい 幼少期からダンスに親しみ、15歳でデビュー後、テレビや映画、舞台で活躍。近年の舞台作品に『PLUTO』『死刑執行中脱獄進行中』など。


※『anan』2016年1月27日号より。写真・中島慶子(森山さん) インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)